衛星の技術を、旅客機の窓へ
ANAとJAXAは2020年から、JAXAの温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」の技術を航空機に応用する研究「GOBLEU(ゴーブルー)プロジェクト」を進めてきました。
これまでも羽田を発着する福岡、伊丹、千歳便などで、その都度航空機に観測装置を持ち込む実験は行われてきましたが、今回はANAが保有する「ボーイング737型機」1機の客室内の一部を改修し、観測機器を設置しました。
これにより、特別な準備をすることなく、通常通り乗客を乗せて運航しながら、自動的・継続的にデータを集めることが可能になったということです。
観測機器の詳細は明らかにされていませんが、「客室内の窓から観測します」ということです。
現在は1機で、全国の様々な路線に投入されていますが、ANAは2025年度内に観測機器を搭載した737型機をもう1機増やす予定です。














