14日午後11時26分ごろ、能登半島沖を震源とするやや強い地震があり、石川県志賀町で最大震度4を観測しました。この地震による津波の心配はありません。

震源地は能登半島沖、震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・9と推定されています。

この地震で震度4を志賀町で、震度3を七尾市、輪島市、羽咋市、中能登町で観測したほか、長野県から福井県にかけて震度2や1の揺れを観測しています。

志賀町役場にいた職員によりますと、地震発生当時、横揺れが10秒ほど続いたということです。棚から物が落ちるようなことはなく、これまでに被害の情報は入っていないということです。

警察は通常のパトロールに合わせて被害がないか確認を進めています。

北陸電力によりますと、志賀原子力発電所は、1号機・2号機ともに地震の前から運転を停止していて、地震による異常は確認されていないということです。また放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないとしています。

石川県内で震度4以上の揺れを観測するのは今年3月19日以来です。