サッカーJ2トリニータを官民一体となって支援する県民会議が開かれ、大分フットボールクラブの小澤正風社長が16位で終わった今シーズンを振り返って謝罪し、巻き返しを誓いました。

トリニータを支える県民会議は、クラブの経営危機が表面化した2009年に県内の政財界の有志がチームをサポートしようと発足させました。シーズン終了を受けて12日は佐藤知事らが出席して役員会が開かれました。

会議でチームを運営する大分フットボールクラブの小澤正風社長は、低迷した今シーズンの戦いを振り返り謝罪しました。

シーズンを通した得点がリーグワーストとなったトリニータは決定力不足が響き、J2残留は果たしたものの、去年と同じ16位でリーグ戦を終えました。

(大分フットボールクラブ・小澤正風社長)「サポーターに非常に悔しい思いをさせてしまったと思ってますので、しっかりと来季は戦えるチームになるため、もう一度育成を見直して強化して戦っていきたい」

また、小澤社長は今シーズンの収支見通しを示しました。この中で、平均入場者数が去年を上回ったことにより、入場料収入は順調に推移したことを明らかにしました。

一方で、シーズン中の選手補強により人件費の支出が増加したことなどから、クラブは単年度で赤字となる見込みと説明しました。