建物から吹きあがる黒い煙と真っ赤な炎。12日午後、大分市の住宅街で火災が発生し焼け跡から1人が遺体で見つかりました。

12日午後1時半前、大分市王子中町の無職、井上直子さん(79)の住宅から出火しました。消防車7台が出動し、火は午後4時前に鎮圧状態になりましたが、この火事で焼け跡から1人が遺体で見つかりました。

井上さんは体が不自由な50代の息子とその妻とみられる女性と3人で暮らしていてこのうち、息子と連絡が取れていないということです。

出火元の住宅そばには保育園などがあり、周辺は一時騒然となりました。

(目撃者)「ぶわーっと炎が上がって、黒い煙があのマンションの方にいってた」「火の勢いがすごいのと、風がすごくて、灰があっちに飛んできてる感じ」「佐賀関もありますから、延焼しないかそれが心配」

警察は遺体の身元の確認を進めるとともに、13日、消防と合同で実況見分を行い出火原因を調べることにしています。