今回の地震では、再び巨大地震が発生するリスクが高まっているとして、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されています。制度の開始後、初めての発表で自治体は住民への広報に力を入れています。
地震の発生で道路が陥没し、車が転落した東北町乙供の国道394号。復旧作業が進んでいます。
河村庸市 キャスター
「道路が陥没した東北町の国道です。きょうも朝から建設機械を使って崩れた土を運搬する作業を行っています。ただ工事完了にはまだまだ時間がかかりそうだということです」
作業は進んでいるものの、まだ片側交互通行で、地域の住民は不便を余儀なくされています。さらに、住民が懸念しているのは、再び巨大地震が起きないかということです。
近くの人
「(後発地震が)もし起きたとすると、多分これ以上の災害が起きると思うので、おそろしいとしか言いようがない」
こうしたなか、町がいま力を入れているのは「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の広報です。
1週間程度、巨大地震への備えを求めるもので、1日2回、防災無線で注意を呼びかけるアナウンスをしています。
東北町 総務課 小笠原雅隆 課長補佐
「住民の皆さんには備蓄品の準備や家具の固定、避難方法のチェックなどをしてほしい」
後発地震注意情報が発表されるのは、制度の開始後初めてで、東北町は住民へ周知して万が一の事態に備えるよう求めています。














