青森県東方沖を震源とする地震では、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。大規模地震が発生する可能性が、普段よりも高まっているとして、注意を呼びかけるものですが、福島県内でも災害への備えを見直す人が増えています。

【内閣府担当者】「今後1週間に約1%の確率で、マグニチュード8以上の大規模地震が日本海溝・千島海溝沿いで後発の地震として発生する可能性があるという意味」

12月8日の地震の後、初めて発表された「後発地震注意情報」。政府は、防災グッズなどの日頃の備えや避難経路を再確認するよう呼びかけています。

【吾妻康弘記者】「郡山市内のホームセンターに来ています。防災グッズが棚にずらりと並んでいます。北海道・三陸沖後発地震注意情報を受けて、関心の度合がかなり高まっているそうです」

100種類あまりの防災用品が並ぶこちらのホームセンターでは、後発地震注意情報が発表されて以降、防災用品を買い求める人が増えています。

【ダイユーエイト郡山安積店 大野裕人店長】「前年の同日比にはなるんですが(防災用品は)売り上げが5倍超で進捗しています。家具の転倒防止や簡易トイレの方が非常に良く売れております」

8日の地震でも青森では、断水で一時、トイレが使えなくなるケースもありました。東日本大震災以降、簡易トイレは種類も増え、いまや欠かせない防災グッズといえます。今回の地震を受けて日頃の備えを見直す人も…。

【買い物客】「常にこういう非常用のトイレとか、いろんなもの揃えてはいるんですけど、ちょっとまだ不安。今回の青森の地震があったので、もうちょっと取り揃えたいなと思いまして、追加で」

そして、これからは、真冬の避難を想定する時期となります。

【吾妻記者】「すぐに温まるカイロなど寒さが厳しい冬の災害への備えとして、その他、こうしたカセットコンロなども売れているということです。また、備蓄している食料は、いざという時に使えるのか確認する必要もあります」

【大野店長】「期限がありますので、定期的に確認して買い替えをお願いしたいと思います」

注意情報は16日午前0時まで続きます。日頃の備えをもう一度、見直しておきましょう。