気象庁は12月11日、北海道から九州・奄美にかけての広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。12月18日頃から寒気の影響を受けにくくなるため、全国的に平年よりかなり気温が高くなる見込みです。
「10年に一度」レベルの著しい高温
今回発表された「早期天候情報」は、その時期としては「10年に1度程度しか起きないような著しい高温」となる可能性が高い場合に発表される情報です。各地域の「かなりの高温」の基準(5日間平均気温平年差)は、関東甲信や東北で+2.3℃以上、九州南部では+3.2℃以上などと設定されており、季節外れの暖かさとなることが予想されます。
12月18日頃から:北海道、東北、近畿、中国、四国、九州北部(山口含む)、九州南部・奄美
12月19日頃から:関東甲信、北陸、東海
原因と注意点
気象庁によると、向こう2日間程度は寒気の影響で平年並みか低い気温となる地域もありますが、その後は日本付近が寒気の影響を受けにくくなる見通しです。このため、農作物の管理などに注意するよう呼びかけています。また、寒暖差が大きくなる可能性があるため、体調管理にも留意が必要です。














