アイの最期

その苦しみの中、10月15日未明にアイは息を引き取りました。

最後の数分、目をカーっと見開いて一生懸命喋ろうとしてた。
舌は巻き込んで喋れません。

目はこう言ってた。

『先生助けて。死にたくない。死にたくない』

でも助けてやれんのです。
最後は驚いた目をして、僕を睨んで死んでった。

目はこう言ってました。

『先生、なんで助けてくれないの?私、殺したのあんただよ』

覚えておいてください。
これが私が生きる夜の世界です。