Bさんのケース:リフォーム工事の途中で倒産「一生許せない」
「企広」の破産で人生の歯車が狂ってしまった人は他にもいます。兵庫県内に住む60代のBさん。親が住んでいた実家をリフォームして住もうと考えていました。そこで去年7月、工事を依頼したのが「企広」でした。
(Bさん)「”がわ”だけを残して、中は全部変えて、屋根も全部変えてという感じですね。正直、ほかの業者と比較したときに(企広は)金額がすごく安かったので、500万円から700万円くらいは違っていたと思いますね」
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Bさんが「企広」に支払うのは1160万円で、そのうちの一部は80歳ごろまでのローンを組んで工面しました。ところが、去年のうちに終わるはずだった工事は延期を繰り返し、迎えた今年の4月…
(Bさん)「企広の営業の方から『倒産しました』という知らせが来て。最悪の結果になってしまったというのを実感したというか、もうどうしようという感じでしたね」
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破産した当時のBさんの実家の様子。木材や脚立は放置され、壁はなく向こう側が丸見えです。工事は3割ほどしか進んでいませんでした。ローンは残ったままで、その上、工事の続きを別業者に依頼せざるを得ず、新たに約700万円を出費する羽目になりました。
(Bさん)「ホンマに生きた心地がしないというのはこういうことなんやなっていう。どうやってその辺のときを過ごしたかというのがね…。もう怒り、腹が立つしかもうないんです。(企広の)社長に対して。私はもう許せない、もう一生」


















