工事前に突然「倒産」の知らせ…「よく分からない住宅ローンを支払っている状態」

 Aさんは2150万円のローンを組み「企広」と契約。今年3月には地鎮祭を行いました。ところがその1か月後、「企広」の担当者から衝撃の知らせが届きました。
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 (「企広」の担当者から届いた文面)「株式会社企広は4月28日に倒産致しました。このような形となりましたことを深くお詫び申し上げます」

 (Aさん)「『大金、お金のほうを支払いしています』ということをお話ししたんですけど、本当にどうしていいか分からなかったですね」

 Aさんの家が建つはずだった場所。一切工事は行われないまま雑草が生えてほったらかしですが、ローンは残ったままです。土地はAさんの所有ですが、新たに別の業者に工事を依頼する余裕はなく、マイホームの夢を諦めざるを得ませんでした。
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 (Aさん)「(現在の家の)家賃も現状支払っている状態で、よく分からない住宅ローンも支払っている状態で、生活自体が本当に成り立たなくなってしまって。妻や子どもに対しては、金銭的な部分で不遇な思いをさせることになるかもしれないことに関して、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですね」