「北海道・三陸沖」だけど自分の地域も入っているかも?

井上貴博キャスター:
防災対応をとるべき地域は、▼北海道、▼青森、▼岩手、▼宮城、▼福島、▼茨城、▼千葉の7道県・182市町村となっています。

初めて発表された注意情報に、戸惑いを感じている人も多いかと思います。

TBS解説委員(災害担当) 福島隆史:
今までのアンケート調査などでも、注意情報の認知度・理解度はとても低いことが分かっています。そのため「何なのか」「何をしたらいいのか」という戸惑いは当然あったと思います。

防災対応をとるべき地域をみても、太平洋側だけではなく一部の内陸部にもかかっています。また北海道ではオホーツク海側、青森県では日本海側にも注意が呼びかけられています。これは、巨大地震の発生により、津波が回り込んで日本海側にまで行く可能性があるということです。

さらに、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」という名前のため、宮城・仙台より南である福島、茨城、千葉の人は自分のことだとなかなかピンと来ないと思います。

そうした中で、今後1週間は巨大地震が起きた場合に、高い津波から「すぐに逃げられるようにすることを念頭に置いてください」というメッセージを理解してもらうのは、なかなか難しいだろうと思っています。