巨大地震の引き金?後発地震のメカニズム
井上貴博キャスター:
なぜ、後から発生する地震が大きくなる可能性があるのでしょうか。

海側のプレートが引きずり込まれていくと、重なっているもう一方の陸側のプレートにひずみが溜まっていきます。そのひずみが耐えられなくなると、プレートが跳ねあがり地震が発生します。
先に起きた地震の後も海側プレートの引きずり込みが続き、限界に達すると、陸側のプレートが大きく動き、揺れが大きくなるというメカニズムだということです。

TBS解説委員(災害担当) 福島隆史:
2011年の東日本大震災は、マグニチュード9.0の巨大地震が起きる2日前にマグニチュード7.3という地震が起きていました。この事実を目の当たりにした以上、同じようなパターンで地震が起きる可能性を念頭に置かなければいけません。
マグニチュード7.3と9.0は数字だけを比較すると1.7しか違いませんが、エネルギーに換算すると360倍も違います。
巨大地震の引き金になるかもしれない地震が、8日に起きたかもしれないことを受け止めるということです。
大規模地震発生確率が「100回に1回程度」というとても低い確率ではありますが、せめて1週間は心がけてほしいと思います。














