鳥取県は9日、税務事務上で扱う1495人分の個人情報を含むデータファイルを誤って添付しメール送付する事案が発生したと発表しました。

県によりますと、誤送付した情報は、税務事務上で扱う氏名や住所、生年月日、所得の種類、決算書の有無などの個人情報1495人分です。

今月8日、県の商工労働部企業支援課に勤務する派遣職員が、県内企業に補助金申請の追加資料を依頼する際に、個人情報を含むデータファイルを誤って添付しメールを送付。この企業が商工団体の担当者にメールを転送し、この担当者が個人情報が添付されていることに気づき県に連絡したことから事案が発覚したということです。

その後県は、それぞれに連絡をしてデータファイルの削除を依頼するとともに、訪問して削除されていることを確認したということです。

エクセルファイルを作成する際に別のエクセルファイルを加工し、そのファイルの別のワークシートに個人情報が残っていたことに気がつかなかったこと、外部にメール送信する際、添付ファイルの職員同士のダブルチェックが十分に徹底されていなかったことが誤送付の原因としています。

県は、個人情報が漏洩した1495人にお詫びの文書を送るとともに、今後メールを送る際、本文、添付ファイルの内容を複数の職員で確認することを徹底するとしています。