8日夜、青森県東方沖を震源とす7る地震があり、青森県では八戸市で震度6強を観測しました。津波警報・注意報はけさまでに全て解除されていますが一夜明けて、被害が徐々に明らかになってきています。県によりますと、この地震による県内のけが人は少なくとも36人となっています。
8日午後11時15分頃、青森県東方沖を震源とする地震があり、八戸市で震度6強、おいらせ町と階上町で震度6弱を観測しました。
※市民は
「お風呂に入ろうと思って準備しているときに揺れてそのまま動けなくなってしまった。感じたことのない大きい揺れでびっくりした長かったです。」
「大きかった不安です」
青森県の太平洋沿岸に出された津波警報・注意報は9日朝までに解除されました。一夜明けて、青森県内の被害が徐々に明らかになってきています。
※JNN取材団 我妻優記者
「八戸市内のショッピングセンターです。天井が崩落したのでしょうか。1Fのフロアに散乱しています」
国道が陥没した東北町では…
※現場近くに店を構える人
「見たことがない光景だったので、何が起きたのかちょっと、錯乱状態だった。どうしたらいいか悩んでいるところ」
また、東北新幹線は9日、始発から新青森と盛岡の間の上下線で運転を見合わせましたが、午後4時前に再開しました。
※JNN取材団・井丸貴拡記者
「断水が起きている七戸町鉢森平甲橋です。地震の影響でしょうか、水道管が壊れて漏水しています」
※給水車に水をとりにきた女性は
Q何時頃から水がでなかった?
「地震が起きてからまもなく。朝5時頃ちょろちょろ出てきたけどそれからは出ないです」
※断水地域の住人は
Q何が一番困る?「トイレと飲み水もそう。はやく復旧してくれれば生活に支障なくなればいいなと思っています」
断水や停電が起こっている地域もあり、生活への影響が広がっています。今回の地震に伴うけが人は、青森県内では36人となっています。
注目の記事
水、食料、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表、去年の「南海トラフ臨時情報」発表時から学ぶ対応

【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

【青森県東方沖で地震】知っておきたい4段階の『長周期地震動』遠くまで伝わるゆっくりとした揺れ

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

災害時の家族の「安否確認」どうする?伝言ダイヤル「171」 使い方を解説 地震発生時の“通信障害”に備えよう

北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表基準となる「モーメントマグニチュード」って何? 通常のマグニチュードとの違いは?

「見たことがない光景だった…」国道陥没でインフラにも“被災の色” 半日以上かけて穴から車は引き揚げられるも… 修復のめど経たず 青森県東北町

宿泊客の車にホテルの看板が直撃 天井つぶれてフロント大破… 震度5強観測の青森県むつ市にも“大きな爪痕” むつ総合病院ではスプリンクラーが故障で一部のベットが水浸しに 『DMAT』派遣

「動けなくなってしまった…」地震の爪痕色濃く 最大震度6強の揺れを観測した青森県八戸市 繁華街の被害は甚大「東日本大震災のときよりも被害が大きかった」と語る店主も…

鉄筋がむき出しに… JR八戸線本八戸駅~小中野駅間の「高架橋」に大きな被害確認 約20か所





