ただでは起き上がらない
2020年7月豪雨で壊滅的な被害にあった蔵では、焼酎造りに欠かせない「蔵付き酵母」が全て流れ出しました。
廃業も考えたと言いますが、氾濫した球磨川が運んできた「新たな酵母」が蔵に住み着き、焼酎造りの再開を決意したというのです。
そして、あの水害で無事だった数少ない甕(かめ)には、焼酎が7分目しか入っておらず、その空間(空気)によって水に浮き、被害を逃れたことに気づきます。

そこで、再開した時、
まさに、5年前の教訓を伝え、未来に生かす取り組みです。
西村さんは「いつ来るか分からない災害に備えるなんて」と驚きを見せました。

西村さんは「球磨焼酎はどの蔵で作っていても同じと思っていた。ところが、いざ蔵のひとつひとつを巡ると、作り方も、こだわりも違えば、味もまったく違った。そこにこそ、作り手の思いが込められているのだと実感した」と話します。

ベテラン俳優が人吉球磨で酒の奥深さと可能性を探った「西村まさ彦が巡るくまもとの焼酎~酒蔵めぐりでおもてなし」はRKKテレビで、12月10日(水)午後8時00分~放送予定です。













