青森県東方沖地震の影響について赤沢経済産業大臣は、現時点で電力やガスの供給に問題はないという認識を示しました。

きょう午前10時すぎの記者会見で赤沢大臣は、昨夜の青森県東方沖を震源とする地震の影響について次のように述べました。

赤沢亮正 経済産業大臣
「東北電力管内で約4200戸、それから北海道電力管内で約170戸の停電が発生しましたけど、現時点でこの「むつ市」の10戸未満が停電で残っているということで、本日中に復旧見込みということであります」

赤沢大臣は、「地震によって北海道の苫東厚真火力発電所2号機が停止した」と話しましたが、けさ4時半ごろに運転再開し、現時点で電力供給に問題は生じていないと説明しました。

また、北海道と本州を結ぶ送電線、北本連系3本のうち2本が地震の影響で使えない状況ですが、残り1本は使用可能だということです。

北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されたことについて、赤沢大臣は「日頃から地震への備えの再確認をお願いしたい」と注意を呼びかけました。