数の子も値上がり取扱量を抑え販売減

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「お正月と言えば数の子ですよね。価格を見てみると2700円。こちらは3000円や4000円を超えています」
福岡市早良区の鮮魚店です。
店頭に並べられた数の子はアメリカからの輸入品。価格は、200から300グラムあたり2024年よりおよそ500円上昇しています。
生産量自体は変わらないものの、市場で取扱量が減少しているというのです。

博多街道魚市 西野良二 代表
「魚市場自体も入荷量をかなり抑えている、期待感があまりない。入荷を抑えているのは(数の子が)売れそうにないという景気の雰囲気」
円安により、仕入れ価格は上昇。
販売価格が上がることで、以前ほど流通しないと見込んだ業者が仕入れを抑えているため、店頭にならぶ商品の量も少なくなっている状況です。
博多雑煮に欠かせないブリ養殖ものは「過去最高値」
そして、お正月と言えばお雑煮。

福岡のお雑煮に欠かせない「ブリ」の価格は…?

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「ありました。天然のブリが並んでいます。かなり大きいですね。価格は3500円~5000円うらいとなっています」
博多街道魚市 西野良二 代表
「たくさんとれればそれなりにということでしょうけど、普通に考えれば安くなったことはない」
天然のブリの価格は海の状況に大きく左右されます。
天候が安定し豊漁になれば大幅に上がることはないということですが需要は例年それ以上に増すため、これから価格が下がることは考えにくいということです。
そこで、流通のメインになるのが養殖モノ。
RKB 本田奈也花 アナウンサー
「大きい天然のブリより丸々としていますね」
博多街道魚市 西野良二 代表
「たくさん良いエサを食べさせてもらってですね」
しかし、今年は大きな異変が
博多街道魚市 西野良二 代表
「今年の価格は残念ながら私がブリを取り扱った中で最高値になります」「ブリの稚魚モジャコが極めて不漁、取れていない」

養殖モノのブリは稚魚をおよそ2年かけて4キロから5キロまで育て、市場に出されます。
2025年に関しては、2年前の稚魚が不漁で、これまでにないほど養殖のブリが少なくなっているため価格が急騰してるというのです。
こちらの鮮魚店では、毎年12月30日と31日に生きた養殖ブリの販売会を実施しています。
2024年は1匹(4~5キロ)8000円~9000円で販売されていましたが2025年は1万2000円~1万3000円と過去最高値で販売せざるを得ない仕入れ状況ということです。
博多街道魚市 西野良二 代表
「ブリは縁起物です。いい1年になりますようにという願いが込められています。最高のブリで願いましょう」
RKB 本田奈也花 アナウンサー
「年の始まりですからね」














