堅実な守備と強肩が魅力

ショートへのこだわりが強く、肩の強さとスローイングの安定感が武器。大阪府出身、身長183センチ、76キロ、堅実な守備と強肩が魅力の大型ショート。櫻井投手同様、担当である岡野スカウトは新保選手を高く評価する。
岡野スカウト「ショートのレギュラー争いに割って入れる即戦力の内野手だと思っています。明るく、野球に対し真摯な姿勢で取り組む選手」
そんな新保選手だが、一度野球を止めかけようとしたことがある。実は3年生までリーグ戦の出場はわずか1試合。チャンスを掴めず、悔しい日々を過ごすと、“野球がつまらなくなった”と退部届を提出し、野球をやめる意志を固めた。しかしそこで彼を止めたのが櫻井投手だった。“チームに影響力があり、欠かせない存在”という熱い気持ちが通じ、退部を撤回、再び野球に打ち込む毎日を送った。その後、努力が実を結び大学ラストイヤーでレギュラーの座を掴むと、全日本大学選手権ではホームランを放ち、優勝の立役者のひとりとなった。次なる舞台はプロの世界。手を差し伸べてくれた櫻井投手とともに。
新保選手「身体を大きくして打撃力も高めたい」
レギュラー不在のドラゴンズのショートの座をモノにするため、どんなきつい練習でも耐え抜く覚悟だ。














