教室で学んだ「大切なこと」

教頭の案内で黒髪小学校をめぐるマリオさん。運動場も校舎も、当時のままです。

「僕の教室は上だったな…」記憶をたどりながら38年ぶりに教室へと足を踏み入れたマリオさんは、深いため息をつきながら、室内をじっくりと見渡しました。

マリオさん「僕たちの頃も、こうして壁に飾ってありました。これは、何と言うっけ…?」

福島さん「シュウジ(習字)ですね」

マリオさん「たくさん書いて、これも覚えています」

黒髪小学校の一法師教頭によりますと、現在は外国籍の児童は10人ほど通っているということです。

マリオさん「学校で唯一の外国人でした。掃除や給食の配膳からも、社会の一員としてやるべきこと、助け合うことにつながって、それが今の自分の“協力しあって生きる”という私のビジョンに影響を与えている。こういうことはヨーロッパではない。特にポルトガルはね」

1時間ほどの母校訪問を経て、マリオ監督は“新たな夢”を教えてくれました。

マリオさん「この学校での経験がとても大切だったことを改めて感じました。だから、熊本には本当に感謝しています。私のように、日本で学校に通う唯一の子どもの映画を撮りたくなりました」

マリオさん「必ず戻ってきます」