サッカー・アルビレックス新潟は7日、来季の新監督にクラブOBでU-20日本代表監督を務めた船越優蔵氏(48)の就任が決定したと発表しました。
“新潟のJ2優勝・J1昇格”を知る船越新監督
船越新監督は兵庫県出身。
サッカーの名門・国見高校(長崎県)からガンバ大阪、ベルマーレ平塚(湘南ベルマーレ)、大分トリニータを経て、2002シーズンからアルビレックス新潟に加入。194センチという高身長を生かしたポストプレーなどが光り、在籍時にはアルビのJ2優勝・J1昇格も経験しました。
現役引退後は指導者の道へ。アルビの育成組織で監督を務めたほか、今年10月までU-20日本代表監督を務めていました。トップチームの監督は初めての挑戦となります。
“記憶に残る試合”での活躍も
今から20年前の2005年5月4日、ビッグスワンで行われたJ1川崎フロンターレとのホームゲーム。
0対1と1点を追いかける後半開始直後、先発出場のFW船越選手はペナルティーエリア内で相手を背負い、反転してシュートを放ち、値千金の同点ゴールを奪いました。
この試合、アルビは元ブラジル代表経験のあるDFアンデルソン・リマ選手が途中出場でいきなりフリーキックを決め、2対1と逆転勝利を決めました。4万人以上が詰めかけたスタジアムは大興奮に包まれました。
来季はJ2からの船出となる船越新監督が率いる“新生アルビ”。
かつてのチャント=応援歌の「燃えろ船越!フナコシ・オオアバレ!」のように、J2で大暴れし、J1復帰を果たせるでしょうか。その手腕に期待です。
このチームを必ず「進化」させる
船越新監督はクラブを通じて、以下の通りコメントを発表しています。
来季より、アルビレックス新潟の監督に就任することになりました、船越優蔵です。
選手として、指導者としても歩ませてもらった大切なクラブを率いる機会をいただき、光栄であると同時に大きな責任を感じ、身の引き締まる思いです。そして今、私の掲げる目標はただ一つ、このチームを必ず「進化」させることです。
私はこれまでも、新潟という街がクラブを支え、勝利の瞬間も苦しい時期も、変わらず共に歩んできた姿を間近で見てきました。スタジアムに響く声援、街中で交わされる温かい言葉、サポーターの皆さんの情熱、そして常にクラブを信じ続けてくれるその想いにチームは何度も力をもらってきたことでしょう。その想いに応えられるように全身全霊を尽くしますので、どうか一緒に戦ってください。よろしくお願いいたします。














