上限額を超える寄付 高市氏の支部は“事務的なミス”と説明

立憲民主党 吉田忠智 参院議員(12月3日)
「政治資金規正法で定められた上限を超える寄付を受けていたことが、2024年分の政治資金収支報告書から発覚しました」

高市氏が代表を務める選挙区支部の収支報告書を見ると、2024年8月、ドトールコーヒーの創業者が会長を務める「鳥羽珈琲」から、法律が定める上限を超えた1000万円の寄付を受けていた。

「鳥羽珈琲」の資本金は1億円で、寄付の上限額は750万円だ。

高市氏の支部は250万円を返金した上で、「上限の一覧を添付し確認を要請していて、資本規模は満たされているものと理解していた」と説明。事務的なミスだったとしている。

小泉進次郎 防衛大臣(3日)
「大切なことは、献金を受け取った議員や政党支部が、国民の皆様に対する説明責任をしっかりと果たす」

小泉氏が代表の選挙区支部も2024年、蔦屋書店の創業者が代表の「マスダアンドパートナーズ」から、上限を250万円上回る1000万円の寄付を受けていた。

上脇教授は今週、高市氏と小泉氏に加え、寄付をした2つの企業などについても政治資金規正法違反の疑いで刑事告発した。

上脇教授は、企業・団体献金そのものに問題があると考えている。

神戸学院大学 上脇博之 教授
「(会社は)ただではお金ださない。当然会社は利益をあげるためにお金を運用しています。となると、お金を出した以上は、その見返りがほしい。特に高額な政治献金をするところはなおさらのこと」

小泉氏の支部に寄付した「マスダアンドパートナーズ」は、報道特集の取材に対し…

小泉氏の選挙区支部に寄付「マスダアンドパートナーズ」の回答
「将来を期待している自民党政治家として応援しています」
「確認が不十分であり、上限を超過しているという認識はございませんでした」

高市氏の支部に寄付した「鳥羽珈琲」は、「会長の体調不良により回答が難しい」としている。