水田だった土地をブドウ栽培に転用 合間に醸造の勉強を積み重ねる

 元々水田だった土地を畑に転用、2011年にブドウの栽培に乗り出しました。

 6年前にワイン用の品種もはじめ、いまはワイン用の木だけで5種類、4000本以上があります。

 (空色ワイナリー 三崎清隆さん)「白ワインになるシャルドネという品種です。生食用と比べると圧倒的に果実が小さい」

 フランス・ブルゴーニュ地方を原産とする世界的に有名なワイン用ブドウで、”白ワインの女王”とも呼ばれています。

 初めての挑戦、栽培への道のりは険しいものでした。

 (空色ワイナリー 三崎清隆さん)「晩腐病という(病気)。カビ(が原因)です。これだけ晴れていても湿気だけでこうなる」

 ワイン用ブドウは特に病気になりやすいことなどから栽培には湿度の低い環境が向いているとされています。
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 元々水田だった畑は、水はけを良くするために地中にパイプを埋めたり、地面からの湿気の影響を減らすため、実がなる位置を高くしたりと様々な工夫を凝らしました。

 しかし、せっかく育てた実が鳥やアライグマに食べられてしまうことも。駆け出しのいま、あまりお金はかけられません。ロケット花火で追い払ったり従業員が何度も見回るなど根気強く地道に対策します。

 その傍らで・・・
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 (空色ワイナリー 三崎清隆さん)「(ワインの)分析方法とか、こんなときにこんなことをしたらダメとか、基本的なルールからいろんなことが書かれている。朝は結構仕事に追われてしまうので、夜とか今まではそうですね、夜の時間とか使ってましたね」

 ブドウ栽培の合間をぬってワインの醸造に必要な勉強も積み重ねてきました。