ヒートショックと熱中症に要注意

冬の入浴時には『かけ湯』を入念に行なうことを心掛けてください。
シャワーを使うとついつい首や肩からかけてしまいがちですが、手足の末端から体の中心に向かって順番にお湯をかけます。
湯船に浸かる前にお湯の温度に体を慣らすことで、ヒートショックを防ぎます。

また、気をつけないといけないのが「お風呂場での熱中症」です。
冬は夏に比べ水分摂取量が減ります。入浴中には意外と汗をかきますが、湿度が高いので脱水状態に気付きにくいのです。
大量の発汗、こむら返り、頭痛・だるさ、動悸などを感じたら、無理せずお風呂からあがりましょう。

手足の冷えに「温冷交代浴」

手足の冷えが気になる人には、「温冷交代浴」がおすすめです。

40℃の湯船に3分浸かる
➡冷えの気になる場所に30℃のぬるま湯を30秒かける
➡湯船に3分浸かる
➡ぬるま湯を30秒かける
➡最後に湯船に4分間浸かる

血管の拡張と収縮が繰り返されることで、血流が良くなり冷えの改善が期待できます。

また、入浴剤を入れるなら、“冷え”には「炭酸系」を選びましょう。
泡の出るタイプのものは、完全に溶かしきって泡が出なくなってから入浴すると効果的です。