「公費を使う政策を作るのはなかなか難しい問題なのかなと」

卒業間際の今年3月、滋賀県教育委員会から内定をもらうことができました。しかし、澪音さんはヘルパーを利用せずに働こうとしていました。勤務中は8時間以上トイレにもいけません。両親は体を心配して職場に相談すべきだと諭します。
(母・由季代さん)「(ヘルパーを)使えないと分かってて、使わんといこうと思ったわけやん。思ってたんやんな?それでも働こうと思ったんよな?だけどずっとそれってつきまとうことやしさ、黙っておくことじゃないから」
高額なヘルパー代を払うことはできない。職場にその負担をお願いすることも難しい。結局、ヘルパー代の相談はしないことに決めました。
(深田澪音さん)「例えば通勤で(ヘルパーを)使うことができれば生活的にはだいぶ楽になるとは思うんですけど。そこに(公費を使う)政策を作るのはなかなか難しい問題なのかなと思います」














