エンパワーメントとつながりの再生
(酒井肇さん)
「エンパワーメントは、再び被害者が人生に向き合っていく力を取り戻すこと。 そしてつながりの再生とは、一旦切れてしまった自分の人生の主導権を被害者が再び取り戻し、人との信頼関係を再び築いていくことです。絶望の淵から回復するのに必要なことは、まずいろんなことを知る、そして参加し達成していくこと。これが重要です」
酒井さんは、孤独感と絶望感から立ち上がるために必要な2つの要素を挙げ、「参加」とは、学校の安全を守る活動、犯人に相応の刑罰を求める署名活動、校舎の改築問題などといった活動を指した。
こうした活動を支えるうえで、被害者を取り巻く連携プレーが肝心だというが、警察や被害者支援組織、行政などの取り組みはあるものの、ある”プレイヤー”が欠けていると指摘している。














