「薬や健康診断の情報がわかる」マイナ保険証のメリット

一方で洞庭院長は、マイナ保険証のメリットをこう指摘しました。

洞庭医院 洞庭賢一院長「例えばいつどこの病院でどんな薬をもらったかというのがずっと出る。もう一つ、健康診断の情報というのが出る。これはマイナ保険証じゃないとできないです」

さらに、洞庭院長は能登半島地震の発災時に「被災地から搬送されてきた患者を看る際、マイナ保険証を持っていた方の医療情報が大変役に立った」と述べ、災害時の緊急医療における重要性を示しました。

情報漏洩の恐れがあると心配する声もありますが、およそ8割の国民がマイナンバーカードを保有している現在、医療の質向上や災害時の迅速な対応といった、双方がメリットを最大限生かせるよう、対策の徹底が欠かせません。