人や物の流れが活発になる年末に向けて不正薬物などの密輸を防ごうと、鹿児島税関支署はきょう2日から年末特別警戒を始めました。

「年末特別警戒」は、人や物の流れが活発になるこの時期に鹿児島税関支署が毎年行うもので、2日は取締班18人が空港や港などへ出動しました。

また、麻薬探知犬が麻薬のにおいが付いた荷物を探し当てるデモンストレーションも行われ、5年目のベテラン、ラブラドールレトリバーのオスで7歳のニック号が見事に探し当てました。

(鹿児島税関支署・下田義文 支署長)「国民の安全安心の確保が税関の一番の使命。万全に取り組んでいきたい」

鹿児島税関支署が今年県内で摘発した不正薬物事案は、クルーズ船の外国人乗客の大麻製品所持など2件でした。全国的には外国人が関税を納めずに金を密輸するケースが増えているということです。

税関の年末特別警戒は今月11日までです。