松本洋平文部科学大臣はきょう(28日)の記者会見で、補正予算案が過去最高となる1兆6091億円に上ったと発表しました。

文科省はデジタル化やAI技術の発展などを見据え、2040年には理系人材の不足が懸念されているなどと説明。理数的要素を身に付けた人材の育成に先駆的な取り組みを行った高校などを支援するため、各都道府県に基金を設置する事業におよそ3000億円を計上しました。

ほかにも、物価・人件費が上昇する中でも国立大学の教育・研究基盤を維持するための運営費交付金などを支援するための485億円などが計上されました。

松本大臣は「(高市)総理が掲げる強い経済を実現するためには、その基盤となる人への投資や科学の再興を通じた技術立国の実現こそが重要」と話しました。