原油価格の指標となるアメリカのWTI=原油先物価格は9日、中東情勢の先行きをめぐる報道をきっかけに高値から価格が急激に下がる展開となりました。一方、ニューヨークのガソリンスタンドでは価格上昇への不安の声も出ています。
ニューヨーク市場のWTI=原油先物は9日、G7=主要7か国が備蓄する石油の協調放出などを協議したことや、トランプ大統領が「戦争はほぼ完全に終結した」と発言したとの報道で、中東の混乱が早期に収束するとの期待感が広がり、売り注文が優勢となりました。
8日の売買で1バレル=120ドルに迫った価格は一時、81ドル台まで40ドル近く下落しました。
一方、アメリカ国内のガソリン価格は大きく上昇しています。
記者
「NY市内では、先月に比べて15%ほど値上がりしています」
全米のレギュラーガソリンの平均価格は9日時点で、1ガロン、およそ4リットルあたり3ドル48セント。イラン攻撃直後に比べて1週間で16%も急激に値上がりしています。
ニューヨーク市民は…
NY市民
「ガソリンが値上がりし続けています。最近は満タンにしないで、半分で止めることもあります。財布の中身次第ですね。いまは本当に異常です」「アメリカには石油がたっぷりあります。今は価格が上がっているかもしれないけど、また必ず下がりますよ。大幅にね」
生活必需品のガソリンの高値が続けば、この秋の中間選挙で共和党にとって大きな打撃となる可能性があり、トランプ政権がイランへの軍事作戦を今後、どのように進めていくのか注目されます。
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