なぜ?デジタル時代なのに文具の売り上げ好調

 MBS・松本麻衣子アナウンサーが訪れたのは、今年5月に阪神梅田本店に移転したばかりの梅田ロフト。フロア面積の3分の1を「文具売り場」が占めています。

 スマホなどデジタルツールが普及によってアナログ文具の売れ行きは厳しくなりそうなものですが…

 (梅田ロフト・文具売り場チーフ 木下こころさん)「(売り上げが)ロフト全体で前年比約120%と好調です」

 むしろ売り上げを伸ばしているというアナログ文具。なぜいま文具なのでしょうか?

 「昔から使っている安心感。これいいなと思ったものは、結局そこに戻ってしまったり」
 「ビジネスシーンで携帯触るのもちょっとあれかなというのもあって。相手の目も気にしながら、書く系の文具を使っている」
 「やっぱりデジタルで伝えきれないデザインの良さがある。気持ちものせられる」
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 デジタルにない良さがあらためて見直されているアナログ文具。家計における文具への出費でみると去年、5年ぶりの増加に転じています(年間の消費支出額の推移 総務省より)。

 実はアナログ文具、ニーズに合わせ日々進化しており、それもこのブームを後押ししています。