シカの食害に悩むねぎ農家の鴨谷康隆さん ハンターを目指す

朝来市で農業を営む鴨谷康隆さん(41)。父のあとを継いで専業農家になり、特産の岩津ねぎなどを栽培しています。
(鴨葱農園・鴨谷康隆さん)
「葉っぱも白い根っこの部分も全部食べられるというのが『岩津ねぎ』の特長で、甘いし、とろけるような。1回食べたら皆さんリピートして買いに来られますね」
自慢のネギですが、頭を悩ませているのが「シカによる食害」です。
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(鴨葱農園・鴨谷康隆さん)
「頑張って育てて、さあ取るぞっていうときに、一番真ん中のおいしい芯だけ食べるんですよ。『岩津ねぎ』は葉っぱも出荷するので、商品にならない」
そこで考えたのが自らがハンターとなってシカを駆除することでした。去年、わな猟をはじめ、今年6月には猟銃の免許も取得しました。
(鴨葱農園・鴨谷康隆さん)
「(Q抵抗はなかった?)多少あったんですけど、正直野菜を食べてしまうということに対する憎しみというか、それもあったのでなんか複雑な感じでしたね。自分が猟師もなるってなってみんなもやろうやと友達にも声かけたんですけど、動物の命を奪うというのは『俺は無理やな』っていう子が多かった」














