農林業被害額は近畿で最も高い兵庫県 若手ハンターの育成が急務

 全国でも珍しいという自治体による大規模な”ハンター養成施設”、なぜ作られたのでしょうか?

 (兵庫県環境部自然鳥獣共生課・中川幸二鳥獣対策官)
 「(シカなど)農林業被害が直近では4億円。農業される方からすると作ったものが動物に食べられるというのは営農意欲を低減されることになります」

 兵庫県内のシカやイノシシなど野生鳥獣による農林業の被害額は4億1500万円。2013年は7億9400万円だったため以前よりは減りましたが、近畿で最も大きく高い水準が続いています。

 一方で登録されているハンターの半数以上が60歳以上と高齢化が進んでいて、若いハンターを増やすことが急務となっているのです。