連日クマの被害が相次ぐなか、対応するハンターの需要が高まっています。そうしたなか去年、全国に先駆けて兵庫県が“ハンター養成所”を開設しました。射撃やわな猟を学べる施設とは一体どんなものなのか。今年、猟銃免許を取り、施設で訓練を積み、自身が育てた農作物を守るためにハンターとなった新米ハンターの、初めての銃猟に密着しました。
今年初めて「緊急銃猟」を行った福井県 訓練のため兵庫県へ

50m離れた的に次々と弾丸が撃ち込まれます。
兵庫県三木市にある県立総合射撃場、通称「ハンターズフィールド三木」。山に入ってシカやイノシシなどを捕獲する“ハンターの養成施設”です。
11月22日(土)にやってきたのは、福井県の各自治体で有害鳥獣の捕獲を担当する職員です。
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(福井県エネルギー環境部自然環境課・國永知裕主任)
「福井県ではブナ、ミズナラといった樹木の実が不作でクマが大量出没している。技術の向上や後進の育成の観点から研修に来ました」
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福井県勝山市では今年10月、こども園にクマが侵入、銃で駆除する「緊急銃猟」を、今年9月法の改正後初めて実施しました。
その後もクマが出没していて、安全に駆除する技術を磨くためにきたのです。














