「勉強しなさい」は逆効果。ゲーム感覚でやる気を引き出す

―子どものやる気を引き出すのが難しいです。特に勉強について、やる気にさせる声がけや行動はありますか?

小島:うちの子はまだ1歳9ヶ月なので、これは僕がこれからやろうとしていることと、自分が子どもだった頃の話になります。僕の家は、父も母も兄も本を読むのが好きで、勉強することが当たり前にある環境でした。だから「やりなさい」と言われるより、親がそういう姿を見せる環境作りが大事なのかなと思います。

小島:子どもは「やりなさい」と言われると、反射的に「嫌だ」と言ってしまうもの。「めくっちゃだめ」という仕掛けの絵本が世界的にヒットするくらいですから、本能的なものかもしれません。

小島:僕が小学生の頃、テレビが大好きだったんですが、母が面白い仕組みを考えてくれました。テレビは1日30分と決められていたんですけど、もしその日に見なかったら、次の日は60分見られる。さらにその日も見なければ、次は90分見られる、というように時間を貯められる表を作ってくれたんです。そうしたら集めたくなって、まんまと母の策にはまって、ほとんどテレビを見なくなりました。

小島:この仕組みを応用して、例えば「30分勉強したらシールを1枚あげる。10枚貯まったら好きなものを買ってあげる」というように、ゲーム形式にすると、勉強が嫌いな子もやってくれるかもしれません。

小島:ちなみに、事務所の先輩のダンディ坂野さんのお子さんは、全国模試で素晴らしい成績を取ったそうです。ダンディさんの家では「宿題を終わらせてから好きなことをやっていい」というルールにしているそうで、勉強したら好きなことができる、という方式も参考になるかもしれません。「ゲッツ勉強法」、もしよかったら試してみてください。