15年目、妻に提案「ちいちゃん宛に手紙を1回だけでいいから書こうよ」
米村さんは、刑事ドラマで若い娘さんが殺されるシーンを見ると、自然と泣けてくる。
涙だけは出てくる。
そういう米村さんを見て、妻が言う。
米村州弘さん
「『またあなたは』と。『もういい加減にしなさいよ』と」
妻は米村さんを叱咤激励するようになった。
女性って強い、と米村さんは思った。
だから15年目、米村さんは妻に提案した。
米村州弘さん
「お互いに1回でいいから手紙を書こうと。『ちいちゃん宛に手紙を1回だけでいいから書こうよ』」
なかなか妻は「はい」と言わなかった。
3か月ほど経ってようやく妻が言った。
米村州弘さん
「『しぶしぶ分かった。じゃあ、1回だけちいちゃんに手紙を書くね』と」
米村さんを叱咤激励するようになった妻が、15年目に書いた手紙がある。














