専門家も取り組みに期待!「睡眠」は記憶の定着に不可欠

高校生が睡眠スキルを学ぶ意義について、睡眠の研究を続ける広島大学の林光緒教授も大きな期待を寄せています。

「高校生はまず、睡眠時間が圧倒的に足りないんですよね」 「記憶は睡眠中に定着するんですよ。その睡眠を削ってしまうと、記憶の定着も悪くて、勉強しても勉強しても成績が上がらない。だから高校生に対しては、睡眠教育って言うのがすごく重要なんです」

質の高い睡眠は、学力向上、スポーツパフォーマンス、メンタルヘルス全てに直結する、まさに「最強のスキル」と言えるでしょう。

基町高校の緒方教諭は、この取り組みを「広島市内の高校にも広げていきたい」と考えています。

「睡眠のことで指導に悩む学校は多いと思う。一緒に睡眠のことを考えていくような活動が広がって行ければなと思っています」

基町高校から始まった「パフォーマンスを上げる授業」が、これからどのような広がりを見せるのか。今後の広がりから目が離せません。