ギニアの雰囲気が味わえるよう交渉次第で値切り可能に

 まずはイベントを知ってもらうことが大事。みんなで工芸品の写真を撮ってSNSにどんどん投稿します。

 森重さんは、日本語が話せないギニア人スタッフに代わってスムーズに接客できるよう使い方や由来、希望する販売価格などを聞き取っていきます。

 (森重裕子さん)「小さいものだと2000円だとか、3000円のものを用意している。初めて見た、女の人のマスク。すごくめずらしいと思う。こういうのを探し出してきて家族から譲り受けてくる」

 子宝や豊作を願う女神の像『ニンバ』。ギニアの家庭には、必ずといっていいほど置いてある身近な存在だといいます。土産用から祭りに使うものまで大きさは様々。今回持ってきたニンバで一番大きいものは2mをゆうに超えます。
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 販売価格は…

 (ママディ・カバさん)「15万ドル(約2300万円)」
 (森重裕子さん)「いやいや15万ドル(約2300万円)って…」

 (森重裕子さん)「2300万円って。それはみんな『(高すぎて)違う』と言って。結局、250万円くらいから交渉開始」

 ある程度の価格は設定しますが、値札はつけません。せっかくなのでギニアの雰囲気が味わえるよう、現地と同じく交渉次第で大幅に値切れるようにしました。

 (ママディ・カバさん)「手伝ってくれてうれしいし、ありがたい。私だけじゃなくてここにいるギニア人みんな感謝している」