大分市佐賀関で18日発生した大規模火災では、170棟以上が延焼し、発生から18時間が経過しましたが、依然として現場からは白い煙が上がっていて鎮火には至っていません。
消防団「建物が燃え落ち…言葉がない」
被害が拡大した要因のひとつは、「海沿いの強い風」とみられます。19日は昨夜より弱くなっていますが、この時間も西から東に風が吹いています。
この風に乗った火の粉が森林に飛び火し、現在も火はくすぶり続けています。さらに火災が発生した住宅地から1キロ以上離れた沖合の無人島の中腹からも白い煙が上がっています。島から火柱が上がっていたと話す地元住民もいて、火災は広範囲にわたっています。
大分市佐賀関で18日午後5時45分ごろ、火災が発生し、住宅など170棟以上が焼けました。

地元住民によりますと、火災現場は車が1台通れるかどうかの狭い道路状況のため、思うように消火活動が進んでいないということです。
また、地元の消防団の人に話を聞きますと、「火災現場は建物が燃え落ちて全く残っていない状況で言葉がない」と話していました。














