悪夢の開幕11連敗も…メジャー挑戦は「諦めることはなかった」

Q.(メジャーに)行きたいって言ってて、もしかしたら去年もタイミングだったかもしれないけど、勝てないシーズンだった。あの去年の1年間に、夢としてたこのアメリカを諦めかけたことってありましたか?

高橋:いや、諦めることはないですね。諦めるっていうよりは、今の選択もそうなんですけど、行かなかった時の後悔がハンパないなっていう。タイミングは別として、行けるチャンスがあって、それを逃してるわけじゃないですか。そこの後悔だけはしたくないなっていうのが一番強いですし、それとともに、メジャーでプレーしたいっていう気持ちも強いので。

Q.行った先で失敗するか成功するかどうか以前に。

高橋:もちろん行ってゴールじゃないんで。だけど行かないと、その成功、失敗のチャンスもない。そのチャンスを手にしたいというか、行きたいって気持ちは本当にずっとあるので。

Q.ワールドシリーズは見ましたか?

高橋:ハンパないですね。あれ見て、メジャー行きたいってみんな思わないですか?(笑)(山本由伸は、ワールドシリーズ3戦3勝で)MVP獲ってるんですよ。その前にあれだけ1年間ローテーションを守って。めっちゃ厳しい世界ですけど、そう遠くない世界でもあるっていうふうにはなってきてるじゃないですか。

車内でインタビューに応える高橋選手

Q.山本選手とはメジャーに行く前のシーズンはマッチアップして、投げ合いで勝ってた(NPB通算11回対戦し、山本が3勝、高橋が5勝)。その相手が、今あの舞台で投げてるのを見ると、近い存在に感じたりしますか?

高橋:本当に遠くない存在っていうのは思います。マッチアップもしたし、自分もできるかもしれないっていう気持ちにはなります。

Q.最後にこの決まるまでの期間は結構大事な時期だと思うんですけど、どういうふうに過ごしていきたいですか?

高橋:野球をするのには変わりはないんで、そう考えたときにパフォーマンスを上げる。それに専念して体を鍛えたり、メカニックを見直したりっていうところが一番ですね。もう本当に待つしかできないから、考えても仕方ないし、今はもう野球のパフォーマンスを上げるために、どうオフを過ごすかっていうとこに集中してます。