大分市佐賀関で18日午後、大規模火災が発生し、住宅など170棟以上が焼けました。今も鎮火には至っておらず、大分県は、自衛隊に災害派遣を正式に要請しました。

18日午後5時45分ごろ、大分市佐賀関で大規模火災が発生し、住宅など170棟以上が燃え、消火活動は現在も続いています。

県によりますと、この火事で、佐賀関に住む76歳の稲垣清さんと連絡が取れなくなっています。また、50代の女性が気道熱傷の疑いで病院に搬送され、軽傷を負いました。

県は災害対策本部を設置。災害救助法の適用を決定し、自衛隊に災害派遣を正式に要請しました。

佐賀関市民センター内に避難所が設けられ、18日午後10時45分には最大で125世帯188人が避難しました。

避難した人は「仕事から帰ったらオレンジの炎が見えた。近くの人に声をかけながら逃げるのに必死で、自分の家の状況はわからない」と話していました。

県は災害対策本部を設置。災害救助法の適用を決定し、自衛隊に災害派遣を正式に要請しました。

建物被害は170棟以上に及び、広い範囲で焼失が確認されているほか、大分市佐賀関地区では約270戸が停電しており、住民生活への影響が続いています。