青森県十和田市は、クマが市街地などに出没した時に市の判断で迅速に発砲することができるよう「緊急銃猟」の運用基準を示したマニュアルを年内に取りまとめることになりました。

十和田市では今年度、クマの目撃件数が過去最多となる211件にのぼり、11月3日には、キノコ採りをしていた男性がクマに襲われてケガをする事故が起きています。

こうしたなか、十和田市で対策を話し合う会合が開かれ、年内に「緊急銃猟マニュアル」を策定することになりました。自治体の判断で、より迅速な発砲ができるということです。

十和田市 蛯名定信 農林商工部長
「十和田市は今年、クマが本当に多く出現しています。市民のみなさまの安全を確保するために、しっかりとしたマニュアルをつくり、対策を講じていきたい」

十和田市は11月中に県から提供される案をもとに「緊急銃猟マニュアル」を取りまとめることにしています。