「異様な雰囲気」巨大詐欺拠点の実態とは

カンボジアの取材班はこの日、日本人がいるという東部プレイベン州の詐欺拠点に向かいました。(通称:レジェンドパークなどと呼ばれている)

村橋佑一郎記者
「あれかな?見えてきましたね。かなりでかいぞこれは…」
農村地帯に突如現れたのは、建物が密集する団地のような場所。

まるで中世ヨーロッパの城のような異様な雰囲気です。

周囲は3メートルほどの高い塀に囲まれ、警備員が車両や人の出入りを監視していました。
地元の人たちに聞いてみると。
女性
「顔認証や指紋認証を使って厳しく管理していて、中にいる人は簡単に外に出られない」
男性
「建物の中では携帯の電波が切られている」
女性
「敷地内には風俗店やレストランもある」

おととしから開発が急速に進み、中国系犯罪組織が大規模な詐欺拠点を構えているとみられます。
福岡県警が今年5月逮捕「部屋も汚く自由もなかった」

この拠点をめぐっては、福岡県警が今年5月、大野城市に住む男性をかけ子役として斡旋したなどの疑いで男3人を逮捕しました。
そしてかけ子をしていたとしてさらに船倉容(ふなぐら)疑者ら男女3人を逮捕。
当時の状況などについてこのように話したということです。

「翻訳の仕事と聞いていたが詐欺だった。条件通りの給料も貰えなかった上、寝泊まりする部屋も汚く自由も少なかった。二度と詐欺はしたくない」














