仙台市が整備する音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設について、基本設計の中間案が18日示されました。建設工事費は548億円程度の見込みで年間およそ54万人の来場を想定しています。

仙台市は地下鉄東西線国際センター駅の北側に音楽ホールと震災メモリアル拠点の複合施設の整備を計画しています。18日公表された基本設計の中間案によりますと、施設は地下2階、地上4階建てで、延べ床面積はおよそ2万7400平方メートル。1階から4階までの吹き抜けが特徴でホールや活動スペースなどが接するように配置されます。

建設工事費は548億円程度で年間の来場者数はおよそ54万人、経済波及効果はおよそ47億円と見込んでいます。

郡和子仙台市長:
「文化芸術や災害文化など多様な活動が、多層的に交わる空間の中で、世界に向けて発信をする施設になるよう整備を進めたい」

複合施設の基本設計は今年度末までに完了する見込みで、2027年度に着工、2031年度のオープンを目指しています。仙台市は12月14日に市民向けの説明会を開くことにしています。














