日本銀行の植田総裁は先ほど高市総理と初めて会談を行い、経済・物価・金融政策などについて意見交換を行いました。
日本銀行の植田総裁は、午後3時半ごろ官邸を訪れ、高市総理と初の会談を行いました。
市場では、日銀が今年12月か来年1月の会合で利上げに踏み切るかが注目されています。
一方、高市氏はかつて日銀の利上げに否定的な考えを示していたことから、会談の内容が注目されています。
会談後に取材に応じた植田総裁は、追加の利上げについて総理から理解を得られたか問われ、次のように話しました。
日本銀行 植田和男 総裁
「2013年から政府・日銀ともに努力して、物価と賃金がともに上昇するようなメカニズムが復活してきている。そういう中で、インフレ率が2%で持続的、安定的にうまく着地するように、徐々に金融緩和の度合いを調整しているところであります、というお話を申し上げました。(Q.高市総理からその点についてはどのような?)『それはそういうことかな』というふうに、了解されていました」
そのうえで、高市総理から政策に関する要望などはなかったと明らかにしました。
外国為替市場では円安が進行し、円相場が一時1ドル=155円台、1ユーロ=180円台をつけていて、物価高を抑制するために日銀が早期に利上げすべきとの声も広がっています。
植田総裁は高市総理との会談でも、為替についても「もちろん議論した」と明かしました。ただ、具体的なコメントは差し控えるとし、「政府と連携して為替の動向およびその経済の影響について注視してまいりたい」と述べるにとどめました。
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