季節のうつろいとともに色を増す紅葉の季節。鳥取市内でこんな紅葉をみつけました。
日野彰紀記者「見事な紅葉ですが、これモミジやカエデではありません。ここは鳥取市のサクラの名所、紅葉しているのはソメイヨシノなんです。」
鳥取市の中心部を流れる袋川の土手は、およそ2キロにわたってソメイヨシノが植えられている市内でも指折りのサクラの名所です。
このサクラ並木が、今の時期は赤や黄色に染まっています。
あまりイメージがないのですが、サクラは広葉樹の一種で、葉を落とす前に紅葉する樹木です。
花の季節には、サクラのトンネルのようになる土手の道、アーチのように伸びた枝の先。陽が当たるところほど紅葉の赤が鮮やかです。
イメージとしてサクラと紅葉が結びつかないのは、毎年必ず紅葉するわけではないからです。
2022年10月下旬の鳥取市の久松公園周辺のサクラ。葉が茶色く枯れたようになったり、枝からすっかり葉が落ちてしまったりしています。この年は秋口から2回台風が来た年、専門家によると台風で葉が擦れて傷ついたうえ、潮風が葉に当たったためこの年はサクラの紅葉がほとんど見られなかったとのこと。
台風が通ることの多い山陰地方では、こうした理由でサクラの紅葉が見られない年が多いのです。
でも、今年は台風が来ませんでした。だから見事に色付きました。
川の対岸で紅葉しているカエデに勝るとも劣らぬ見事な色。風が吹く度に赤や黄色の葉が雨のように降り注いで、サクラの名所に秋の深まりを告げています。
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