大分県別府市の溝部学園で18日、南海トラフ巨大地震を想定した総合防災訓練が行われ、学園の関係者1400人が参加しました。

別府市の学校法人・溝部学園で行われた総合防災訓練には、認定こども園の園児や高校生、短大生に加え、地元の住民も参加しました。

想定は南海トラフ巨大地震により別府市内で震度6強の揺れが起きたというもので、およそ1400人が運動場に避難しました。そして、高さ10メートルの津波が来るという警報が出る中、こども園の2歳児クラスの園児たちは看護科で学ぶ高校生と手をつなぎながら、高校の看護棟3階まで避難しました。

訓練の最後には、子どもたちが避難時のルールやヘルメットの正しいかぶり方についておさらいしました。

(園児)「ダンゴムシポーズをした」「頭をヘルメットで守った」「安全な場所に避難した」「先生の言うことをしっかり聞くように気をつける」

溝部学園は、別府湾から1キロ、海抜6メートルの場所に位置していて、今後も全員が命を守る行動をとれるよう、日頃から防災意識を高めていきたいとしています。