
大学で熱心に本を読むのは、盛岡大学文学部4年の加藤凜さんです。

加藤さんは盛岡大学内で行われたビブリオバトルの予選を勝ち抜くと、10月に仙台市で開かれた東北大会で見事、初優勝を果たしました。

加藤さんは宮城県出身で、2026年の春から地元で小学校の教員になります。
しかし、加藤さんは元々人前に立つのは苦手だったといいます。

(加藤凜さん)
「目立つこと。人前に立つっていうときにけっこう緊張して体が固まってしまうことがあって。それを克服したいっていう気持ちもあって今回参加したんです。ビブリオバトルに。人前に立とうと思って」

その加藤さんが、人前で緊張を少しずつ克服していったきっかけになったのがこちらの本です。
「先生、どうか皆の前でほめないでくださいいい子症候群の若者たち」。

(坂本記者)
「では、これから加藤さんの発表を実際に聞かせていただきます。加藤さんよろしくお願いします!」
(加藤凜さん)
「はい!」
(加藤凜さんプレゼン)
「この本には日本の若者、日本人のある特徴が挙げられています。それは、『目立つことが怖い』です。それってどういうこと?」

自己紹介の場面で、前の人に合わせて似た内容が続いてしまう、そんな「目立たないようにする行動」を例に挙げながら、作品のテーマを語っていきます。

(加藤凜さんプレゼン続き)
「名前、部活、よろしくお願いします。この3つを完全にコピーした自己紹介をやっていくんです。自己紹介っていうのは、本来わたしはこんなにもほかの人とは違うんですよっていうアピールをするもののはず」














