政府関係者「給付はやらない」 自治体はいつから配布?

高柳キャスター:
自治体ごとに考えられるというメリットもありますが、政府が自治体に丸投げしているという側面もあると思います。いつごろから実行されるのでしょうか。

TBS報道局 政治部 大室記者:
ある政府関係者は、「給付を掲げて参院選を戦って大敗したので、給付をやらない決意が固い」と話していました。その代わり、自治体に推奨メニューを渡して、事実上「やりたいならやってください」ということだと解説していました。

また、補正予算が成立するのがそもそも12月上旬ということなので、少なくともそれ以降に配られることになります。

すでにおこめ券を配布している自治体は、スキームが出来上がっていますから早いと思いますが、これからおこめ券の配布に取り組む自治体に関しては、おこめ券が使える店の調査もしなくてはならず、時間がかかるのではないかと思います。

井上キャスター:
おこめ券もその場しのぎという意味では仕方ないのかもしれませんが、結局コメ価格はどんどん上がっています。

政策自体も増産方針から減産に変わっていますが、全体の政策とその場しのぎの政策を切り分けて見る必要もあるのでしょうか。

東尾理子さん:
買い物に行ったときにクーポン券などがあって、レジの数字が本来の金額からぱっと引かれると「よかった」と思うので、やはり実際に何かあるというのはありがたいと思います。

出水麻衣キャスター:
これからの時期は、ふるさと納税などで自治体側の事務作業はすごく大変になると思います。それに加えてこうした判断もしていかなくてはいけないということですから、できるだけ早く実施に向けて、国が責任を持って後押しする必要があるのかもしれません。

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<プロフィール>
大室裕哉
TBS報道局政治部 総理官邸担当
0歳4か月の息子の育児に奮闘中

東尾理子
タレント・プロゴルファー
アメリカ フロリダ大学卒業 3児の母
不妊治療の経験を積極的に発信