かき入れ時を前に百貨店は影響を懸念

またインバウンド客への期待が大きい百貨店は、繁忙期となるクリスマス商戦への影響を懸念しています。

博多大丸 広報 箱崎純史さん
「現状、影響はすぐには出ていないですけれども、百貨店としては11月、クリスマス、年末年始は非常に大事な時期に入って参りますから、影響が当然無い、そしてあったとしても長引かないということを我々としては期待しています」


さらに中国教育省は16日、「日本に滞在する中国人のリスクが高まっている」として、日本への留学を慎重に検討するよう呼びかけました。

中国側の思惑は

そもそも、中国側はなぜこのような対応をとったのでしょうか?

政治ジャーナリスト 武田一顕さん
「日中関係でいうと日本側から一番大事な問題は経済ですよね。中国との経済関係がうまくいってくれればいいというのは日本の考え方ですけど、中国から見た日中関係の順番というのはまったく違うんですよ。1,2に台湾、歴史、3,4がなくて5に経済なんです。日本はやっぱりインバウンドに頼っていますから、そこで日本への渡航者が少なくなれば困るだろうという思惑は当然あります」


さらに、渡航自粛の呼びかけ以外にも、日本経済に大きなダメージを与える恐れがある行動が・・・

政治ジャーナリスト 武田一顕さん
「反日デモですよね、怖いのは。街中に出ての反日デモは起きない可能性が高いという風に私は見てますけども、ただ日本製品をボイコットしろというのはSNSで呼びかけることは中国政府は野放しにするでしょうから、これは十分ありえます」