「エコー代だけで毎月6000円」 5040人のリアルな叫び

自由記述の回答からは、経済的事情から子どもを産むことを諦めたり、金銭的な不安を抱えながら妊娠・出産・産後期を過ごさざるをえなかった実態も浮かび上がった。一部記述を抜粋して紹介する。
▼「2人目」を諦める理由
「2人目が欲しいですが妊娠するまでの妊活にかかるお金、妊娠期間中から出産後までのお金の心配が大きく踏み切れない。とても悔しいです。(中略)1人目の時、妊娠期間中に切迫早産になり長期入院を経験しましたが、100万近くの医療費がかかった。この経験から2人目を出産するのに金銭的不安が大きすぎる」(30代女性)
▼意外とかかる「妊婦健診」の手出し
「妊婦健診費用について、エコー代が3,000円必ずかかり、切迫早産等になると、月に2回受診する必要があり、毎月6,000円かかるのは大変だった。エコー代も含めて助成してほしい」(20代女性)
「健診代が高くて定期健診に行かない人も結構周りにいます。だれもわざわざ手出しがあるとこで出産したいと思わないです。だから他県に引っ越しするのではないでしょうか」(20代女性)
「妊婦健診に費用がかかることに驚きました」【他県から転入】(40代女性)
「産休育休で手当てが入るまで出費が多く助成がないため、子どもを持たない選択をする人もいると思う」(20代女性)
「オムツやミルク代や子供の洋服、食費、全て金額上がっているのだから、その分助成金や医療制度を増やして欲しい。このままだと一生不景気で少子化は変わらないと思う。減っていく一方」(30代女性)
「妊娠中の産婦人科受診の際、補助券を使って全く支払いがない日もあれば、~5000円位(エコー代、採血代、子宮頸がんや妊娠糖尿病などの検査代)かかる時が不定期にあり、ただでさえ自分の体調の変化や上の子の病院受診などで欠勤することがあって給料が減るのに、妊娠したことでさらにお金がかかってしまうと子供を増やしたくても経済的に無理がある」(20代女性)
▼「産婦人科以外」の受診も負担に
妊娠中は免疫力が下がるため、他の病気にもかかりやすい。 アンケートでは、「産婦人科以外で受診した診療科」として「歯科(45.7%)」「内科(31.4%)」などが挙がった。
「妊娠中は免疫が低くなり、子供から風邪や病気をもらう事が多々あり、医療費が大変高くなりました。産後も肌トラブルなどあり病院の受診もありました」(30代女性)














